うつろい

新しい年が訪れようとしている頃、
日々の喧騒から解放された街は、
静かに時を刻み続けていた。

時折吹き抜ける風に水面が揺れ、
映し出された灯りを揺らめかせている。
儚くも美しい街の顔が、そこに見えた。

僕は、それを眺めながら、
君が来るのを待っていたんだ。

何処からか流れてくる音楽に耳を傾け、
消えて行った夢を、指折り数えてみる。

今年は、消えた夢もあるけど、
君との思い出が増えたんだよ。

静かな夜の街にヒールの音が響き、
視線の先にある角から君が現れた。

また、君との新しい思い出が増える。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

今年一年、お世話になりました。
これで、毎日更新を３年間続けたことになります。

これも、皆様に見て頂いているということが、
僕の中での大きなモチベーションとなり、
今日まで続けられたのだと思います。

なんて言いながら、
頂いたコメントに返事も出来なくてすいません。

いつまで続けられるかわからないし、
次の一年を考えると自信は無いのですが、
可能な限り続けて行くつもりですので、
来年も変わらずよろしくお願いします。

ちなみに、僕は…
年末年始、仕事してます(-_-;)

けろっぴ

影の現象

それが、そこにあることを教えてくれる影。

影は、照らされる光によって形を変えるけど、
影の先にあるものは、決して変わらない。

僕の影も同じなんだろうな。

いつも形を変えているけど、
そこにあるのは、紛れも無く僕の影。

形を変えながら、いつも僕に寄り添っている。
何があっても、絶対に僕から離れたりしない。

それは、誰のものでもなく、僕の影だから。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

光と影の写真、これまでにも何度か登場してます。
何故か、光と影のコントラストが好きなんです。

見ているだけで落ち着くというか、
写真としても奥が深いと言うか…。

えっ、僕の写真は深くないって？^^;

いやいや、深いんですよ。
何が深いのかって？
それはそのぉ…ごにょごにょ(；一_一)

さ、帰らなくっちゃ(-_-;)

けろっぴ

束ねられた髪

君は、海風になびく髪を上手に束ね、
慣れた手つきでジャケットの中に仕舞い込んだ。

なるほど。
そうすれば、髪の毛が乱れないわけだ。

僕が感心して見つめていると、
君は、不思議そうな顔をして僕を見返した。

「どうしたの？　私の顔に何かついてる？」

「いや、上手いこと考えるなって、
　ちょっと感心してただけ。」

僕の言葉を聞いた君は、片手で髪の毛をさわり、
また、不思議そうな顔で僕を覗き込んだ。

「髪の毛が邪魔になると、誰でもしてるんじゃないの？」

そんなこと言われても、僕にはわからないよ。
大体、束ねるほどの髪の毛も無いし。

そんなことを考えていた僕を置き去りにして、
突然、君は海を目指して走り出した。

…違うか。
だって、僕を振り返って叫んだ言葉は、

「私もあれに乗りたい！」

えっ、僕、あれに乗るのは恥ずかしいんですけど。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

いよいよ年末も終盤ですね。
会社も休みに入り…と言いたいところですが、
何故か、会社に行ってたりします^^;

なので、年の瀬の気分はまったくありません。
なんか、損した気分です。

ついでに、正月もないけど（笑
なんだかなぁ。

せめて、お節料理でも食べたいよね。
一口でいいけど(-_-;)

けろっぴ

置手紙

使い古したシステム手帳を取り出し、
今年最後のページに「夢」と書き込んで、
そのページを破り取った。

別に、深い意味があったわけじゃない。
ただ、今の自分を忘れないために。
それだけのこと。

破り取った紙片を無造作に引き出しへ突っ込み、
ひとまず、記憶の彼方へと追いやる。

もしかすると、何年か後に見つけるかもしれない。
その時に、この一文字だけで何かを思い出せるだろうか。
今の僕を、振り返ることができるのかな。

ま、いっか。
先のことは、その時に考えよう。

今は、未来の僕に置手紙を残す。
きっと、それだけで十分なんだよ。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

ちょっと、自分宛に書いてみました。
またまた何書いてんだとか思ったでしょ？

いいんですよ。
書くことが無くなってきたし(；一_一)

しかも、年末忙しいし。　←　あまり関係ないかも^^;

ところで、今年も後数日となってきましたね。
年賀状は書きましたか？
って、今更な話題ですが…。

でも、メールやインターネットが普及したといっても、
やっぱり、新年に年賀状が届くのは嬉しいですよね。

早く書かなくっちゃ(-_-;)

けろっぴ

黄昏の街

暮れなずむ街を見ながら、僕は考えていた。
この街で、僕の居場所って何処にあるのだろ？

もしかすると、薄っぺらいシートを剥いでしまうと、
この街の裏側には、何もないのかもしれない。

僕は、今まで何をあくせくしていたのかな。

そう考えると、全てのものが無意味に見えてきた。
僕の考えていることって、間違っていたのかな。

でも、きっと明日になれば、
街はいつもと同じ顔で、僕の前に現れるはず。

そして、僕も、何事もなかったかのように、
いつもと同じ日常を繰り返すんだろうな。

それでいいのかな。
僕は、何も考えなくてもいいのかな。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

休日に仕事をしながら考えてしまいました。

街は、クリスマスで彩られ、
恋人たちが楽しそうに笑い合っている。

でも、僕は何をしてるのだろうって？
仕事だから仕方がない、ですよね。

でも、それって、本当にそれでいいのかなって。
ま、考えたところで、何が変わるわけでもないけど。

で、結局、休みが明けると普段通りに会社に出て、
いつもと同じように仕事をしている。

人生って、そんなもんですか^^;

さて…
あと1週間、気持ちを切り替えて頑張ろっと(^_^)v

けろっぴ