そう言えば…

天井のスピーカーからは、
George BensonのLatelyが流れている。

やわらかなギターの音色を聴きながら、
窓から見下ろす街に君の姿を探していた。

そう言えば…
僕は、数日前に君が言っていたことを思い出す。

「次に会う時は、甘くて美味しいものが食べたいな。」

確か、近くに有名なお店があったはず。
僕は、見る方向を変えて、そのお店を探した。

実際には、探すと言うほどのことも無く、
視線を変えると直ぐに見つかったんだけど…

外のメニューを覗き込んでいる
楽しそうな君の後ろ姿のオマケつきでね。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

少し高いビルの上から撮ってみました。
これ、６階の高さなんですが、
この高さでも、覗き込むと怖くて足が竦みます。

なので、僕としては、目一杯の勇気を振り絞ってます（笑
写真に撮る風景として好きなんですけどねぇ。

身体がついてきません(-_-;)

けろっぴ

ザワメキ

急いでいた足が、無意識に止まった。

頭では思い出さないようにしていたのに、
心の引き出しが開いてしまったのかな。

あの日、あの席で、僕達は静かに話をしていた。

人のざわめきに君の声がかき消され、
何度も君の言葉を聞き返したっけ。

でも、あの言葉だけは、
聞こえないふりをすればよかったのかな。

「好きな人のことで相談があるの。」

一瞬の間の後、言葉の意味を理解した後は、
頭の中が真っ白になってしまったんだ。

忘れたはずだったのにな。。。
あの時のざわめきと、君の表情。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

大阪の街で、通りすがりに撮った一枚です。
って、いつの写真だ(；一_一)

写真展で大阪に行った時に…
なので、夏の初めですね。

ま、あまり季節感の関係ない写真なので、
いつでも使えるわけです（笑

ところで、この記事は、何時もの如く予約投稿なんですが、
実は、本日、大阪日帰り出張をしてます。
…たぶん、してるはず？^^;

なので、大阪の写真が撮れたら載せますね。
いつになるかわからないけど(-_-;)

けろっぴ

リバーシブルの恋

僕と君は、いつもピッタリと寄り添っている。
ただ、それが表と裏なだけ。

僕は、いつも君の存在を感じている。
たぶん、君も僕の存在を感じている。

なのに、相手の姿を見ることが出来ないんだ。
こんなにも身近に感じているのに。

残念なことに、僕と君は表裏。

身近に感じていても、
本当の姿を見るのは無理なんだ。

何故って、リバーシブルの恋だから。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

また、意味がありそうで、
実は何も無いようなものを書いてます^^;

リバーシブルって、裏返して着ることが出来る服ですよね。
服というか、表も裏も使える物のことを言うのかな。

ハッキリ意味もわからんくせに使うなって言われそう（笑

でも、何となくでも感覚はわかってもらえますよね。
僕は、それで十分なんです。

だって、書いている僕が、
何となくしかわかってないから(-_-;)

けろっぴ

相槌

隣では、男が何かを熱心に語りかけていた。
彼は、誰だっただろう？
良く知っている男なのに名前を思い出せない。
でも、仕事で関わりのある男なんだよな。

僕は、適当に相槌を打ちながら、
流れゆく窓の外を眺めていた。

いつの間にか、新幹線は富士山を望みながら走っている。
隣の男は、まだ話し続けていた。

僕は、ただ富士山を眺め、
隣の男の話に相槌を打ち続けている。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

富士山…雪が積もってます^^;
いつの写真やねん！　←　自分で言っときました（笑

ただ、少しだけドラマチックに見えないですか？

話しの雰囲気に合わせる為、ほんのちょっぴり手を加えてあります。
合ってるかどうかは、その人の感覚によるのでなんですけど…。

で、話しの方は、仕事に疲れたサラリーマンを書いてみました。
なんか、投げやり的な男の話し。

ん、もしかして僕の話しか？(-_-;)

けろっぴ

元の写真を -- Read more に載せました。

虹色のカラス

「あっ、虹色のカラスがいる！」

シャボン玉を飛ばしていた小さな女の子が叫んだ。

周りにいた大人達が一斉に振り返るけど、
虹色のカラスなんて何処にも居なかった。

傍らにいた母親は少し恥ずかしそうに、
「カラスは黒いんだよ。」
女の子の頭を撫でながら、そう話しかけていた。

でも、女の子は、虹色のカラスが見えたと譲らない。

「ほら、また虹色のカラスが見えた。」

女の子の視線の先には、ふわふわと飛ぶシャボン玉があった。
そして、その向こうに、一羽のカラスが止まっている。

ほら、良く見てごらん。

女の子の目線からは、
シャボン玉に重なるようにカラスが止まり、虹色に輝いている。

そこには、虹色に輝くシャボン玉に映るカラスがいるんだ。
大人にはわからない風景。

僕が忘れてしまった感性が、そこにあった。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

こんばんは、ケロです。

写真が無い…
苦し紛れにシャボン玉の写真を引っ張り出し、
これも、無理やりに話しをくっつけてみました^^;

実際に、シャボン玉を通したからって、カラスが虹色に見えるわけは無い。
そんなこたぁ、わかってます。

だから、無理やりって言ってんじゃん(；一_一)

夢ですよ、夢。
子供の頃って、夢を見てたよなぁ。

僕にも、子供の頃ってありましたから。
誰だ、おたまじゃくしなんて言ってるのは(-_-;)

けろっぴ